BROADHURST'S
ブロードハーストは大阪・玉造にあるパティスリーです。 こちらのパティシエはBroadhurst Peter Johnさんという英国人で、大阪のなかたに亭でもスーシェフをされていたとか。実はお店をオープンされる前からお名前は知っていました。UKNOWのページで紹介されています。写真がお若いですよね〜。（現在はこういう形で載ってるのですが、確か以前はお店の紹介も出ていたような・・・）
→UK NOW のページ
・・・普通の人なら「イギリス人のパティシエ？！・・・ほんとに美味しいの？」と思われるかもしれません。。。一度阪急の英国展に焼き菓子を出されていて、ショートブレッドを買ったら、もう涙ものの美味しさだったのです。
英国好きとしては行ってみなければ・・・のお店です。
ブロードハーストはJR玉造駅から歩いて１０分近く、大阪女学院大学のすぐそばにあります。店構えはとってもモダン。明るい店内に青と赤が効果的に使われています。入って正面にあるケーキの冷蔵ケースにくわえて、左側には焼き菓子やケーキが並んでます。
2004年からイートインのスペースも出来て、その場でケーキもいただけるようになりました！レジで飲み物も合わせてオーダーします。白いテーブルも椅子も（奥の赤いソファは健在でしたが）デザインが効いていて、お店とよくマッチしている感じ。紅茶はマグカップで出てきます。先日テレビで取り上げられていたのですが、インタビューで「英国人はマグで飲みますから」って言われてたのがとってもいい感じ！
まずはショートブレッド。ここのショートブレッド、少し分厚めで、少し甘めなのですが、食感がほろほろっとしていてかつしっとりという感じで、とても美味しいです。紅茶がどんどんすすみそうな、そして絶対ミルクティーがあう、そんなショートブレッド。他のクッキー類もいい感じ。ジンジャー入りのクッキーがお勧めです。
こちらは私が大好きなバノフィパイ。上のクリームがとろーりとしていて、少し甘めで、下の固めの部分と、間にはさんであるスライスされたバナナやナッツ、クランチチョコとあって、とても美味しい！！ 食感の違いがまた楽しいんですよね。向こうでは食べたことがないんですが、英国菓子の本によると、バナナとクリームをとフィーパイの上にのせたもので、南イングランドの イーストボーンにあるレストランが発祥の地なのだとか。トフィーはコンデンスミルクの缶をそのまま湯せんに数時間かけてカラメルにするのだとか！一度食べに行ってみたいものです。
こちらはクリスマス限定のケーキ（名前を・・・忘れました<(_ _)>）。白い部分はホワイトチョコ、真中の緑は抹茶、下のスポンジにはベリーが混ざっていて、ちょっと酸っぱめの味が上のムース部分の甘さとマッチしてこれまたgood。私はあまり甘いケーキは苦手で、ムース類はそんなに食べないのですが、こちらのは甘さがちょうどいい具合なので美味しくいただけます。切り口がクリスマスツリーのようです。
このドキッとするルックスのケーキは Roxanne。外側のピンクはマラデボワという苺の一種を使ったもので、中の黄色はバナナのブリュレ。外見とは違って、中はやさしい色合いで、そしてひと口食べるととろける食感・・・！もうすっかりこのケーキにメロメロになってしまいました。
この名前にこのルックス、絶対間違いない・・・！！と思って、(シェフは奥にいらっしゃったので）奥様に尋ねてみたところ、どうやらビンゴのようです。なんだかうれしい♪（・・・って、お分かりになりますか？私の大好きな Sting の曲に "Roxanne" という曲があるんですよ。）
もちろん、英国伝統のお菓子もたくさんあります。トライフルなどの生ものもあるのですが、焼き菓子系が断然多く、スコーンはもちろんのことメイズ･オブ･オナーやベイクウェル･プディング、ショートブレッド、クリスマス時期にはミンスパイ（ドライフルーツのぎっしり入ったパイで、英国ではクリスマスに食べられるお菓子）やクリスマスプディングもありました（高いけど一回食べてみたいなぁ・・・）。私のオススメはベイクウェル・プディング！ジャムも自家製で作られているそうで、私はベイクウェルに行って食べたことはないけれど、きっと本場のより美味しいんじゃないかなぁって、密かに思っています（一度行ってみなくちゃ！）。
最近はパン･オ･ショコラやクロワッサン系のヴィエノワズリーも作られてます。シェフのアイデアが生かされたケーキももちろん楽しみなのだけど、伝統的な英国菓子もちゃんと置いてくれているところが、英国好きにはたまらないお店なのです。
大阪市中央区玉造2-25-12
Tel : 06-6762-0009
