Boston + New York - 1

● Way to Boston

海外へは10回以上行っている私ですが、実はアメリカに上陸したことは一度もありま せん。一度台湾へ行った以外は、英国をはじめとしてヨーロッパばかり。正直言って あまり行きたいと思ったことのない国でした。多分死ぬまでに行くことはないだろう、と思っていたくらいで（笑）。

なのに、なぜアメリカに行くことになったのか？大学時代からの友達が、ご主人の仕事の都合で一年間アメリカはボストンに行くと聞いたのは一年以上前。アメリカかぁ、、、と思いつつ、一度遊びにおいでよ、との誘いに、ボストンなら良さそうなところだし、こんな機会もないと行くこともないだろうから、一度行ってみようかと思い立ったのでした。しかし、今まで興味なかっただけに、前知識が全然ない私。一応ガイド本は買って読んではみたのですが・・・でもそこは、現地に住んでる友達の方がいいところを知っているに違いない！と、半分おまかせ状態で、出発することにしました。

さて、出発は5月末。今回は Northwest で行くことにしました。関空発は午後1時。朝 もゆったりできるし、いい時間帯です。9時過ぎに自宅を出て、関空に着いたのが11 時ごろ。そこからチェックインの列に並びます。事前にNWのサイトでチェックし たところ、便はほぼ満席状態。長い列が出来ています。エアラインカウンター前のX 線検査では、いつも預ける荷物しか通さないのに、このときは手荷物全て通されまし た。やはりアメリカ行きだけに厳しいのか？！そこからまた並んで、やっとカウン ターに。カウンター前では、抜き打ちなのか、数人の人が荷物チェックをされていま した。今回はe-ticketで、事前にサイトで座席指定していたので、チェックインもス ムーズです。e-ticketというのは今回はじめて利用しましたが、なかなか便利なシロ モノですね。最初はこんなので大丈夫か？とちょっと不安だったのだけど、全く問題 なし。帰りは自分でチェックインしたのですが、これもタッチパネル操作で分かりや すい。これはいいです。

それからセキュリティチェック（ペットボトルはチェックされていました）出国審査 を経て中へ。あまり時間がなかったので、免税コーナーで化粧品を一つだけ買い、 ゲートへ。ほぼ満席とあってたくさんの人であふれています。ここで初のモブログを 試してみました（「行ってきます」というのがそうです。）。帰って見てからちゃん とupされていてほっ。。。順番が来たので搭乗。行きは、後ろの方の窓際席で、通常 窓際席は3シート並んでいるのですが、後ろの方の数列だけ2シートのところがあるの です。行きはこの席が取れたので、ためしに指定してみました。窓とシートの間にか なりのスペースがあって、荷物も置けるしゆったりしていていい感じです。（その代 わり後ろの人の足も出てきます・笑）お隣は日本人の女性の方。

しばらくして予定通り離陸しました。行ってきまーす！

離陸してからかなりの間、かなり機体が揺れていました。今まで飛行機で揺れること はあっても、こんなに続くのは珍しい。それでもちゃんとドリンクが運ばれてきて （おじさんアテンダントさんが「こぼれないように気をつけて！」って言うんだけ ど、これだけ揺れてちゃぁ・・・）がたがたいいながら食事も出てきました。他のエ アラインだと、ベルトのサインが消えてからのような気がするんだけどなあ。機内食 はこんな感じで、メインはFried Codにしてみました。塩焼きそばの上に小さな魚の フライが。まずまずのお味です。

それにしても、アメリカのエアラインだからか、食後の飲み物でまわってくるのは コーヒーと日本茶だけ。紅茶がないー！今まで乗ったヨーロッパ系では必ずコーヒー・ 紅茶・日本茶だったのだけど。。。（多分頼めば出てきたんでしょうけど）そういえば食事の時にお箸も出てこなかったなぁ。毛布も使いまわしだったし（髪の毛がべったりついてたし。。。）そういうものなのかしら。

お隣のタカコさんは岡山からだそうで、NYに遊びに行くのだとか。今までも何度かNY には行かれているそうで、飛行機でNYに入る時がたまらなくいいの！と語ってくださ いました。うーん素敵だろうなぁ。間で色々お話させていただきました。

到着するのはあちらの夕方なので、本当は行きの飛行機でちょっと寝ておかないとい けないのだけど、寝ようとしてもなかなかぐっすり寝られず、うつらうつら。結局ほ とんど寝られない感じでした。あとで聞くとタカコさんもあまり寝られなかった様 子。まあこればかりは仕方ないですよね。

NWの機内誌の日本語版が、大人の女性が楽しむNYの特集で、エッサベーグルも載って いました。タカコさんに「ここのベーグルが美味しいんだそうですよ！」とか、私が 事前に調べたベーグル＆パン情報（といっても少しですが）を語ったところ、ベーグ ルはあんまり食べないんだけど、一度行ってみる！と言われてました。行かれたか なぁ？

そうそう、夜中にはキャロットケーキがまわってきました。うつらうつらしていて も、もらう時には目が覚めるもの（笑）しっとりしていて結構いける感じです。

さて、うだうだしているうちに、朝食の時間。デニッシュがついていたのですが、こ れが神戸屋！メーカーの名前が入っていることは珍しいので、ついつい写真を （笑）。そういえばどこのエアラインか忘れましたが、昔パンは別に、あたたかいも のを籠に盛ったものをサーブしてくれてたところがありました。どこだったんだろ う。スイス航空だったのかな？忘れちゃったのですが。



神戸屋のデニッシュ - 珍しいなあ


窓の外を眺めると、海？いえいえ、湖なんですね、さすが五大湖です。広いです。そ してそろそろ到着。窓から眺めるアメリカ・デトロイトは、緑のパッチワークの中に 家が並んでいると言う感じ。デトロイトと言えば工業地帯、と学生時代に頭に刷り込 まれているので、すごい工業地帯をイメージしていたのですが、土地が広いだけにそ うでもないんですね。ひょっとしたら見えなかったあたりにばーんと工場が並んでい るのかもしれませんけど。

そして飛行機はデトロイトに無事到着。飛行中はかなり揺れていたので、着陸も揺れ るか？！と、どきどきしていたけど、着陸は至ってスムーズで拍子抜け（笑）さあ、 いよいよアメリカ上陸です！！！

飛行機を降りて、タカコさんと一緒に入国審査へ。列はそんなに長くないのですが、 なかなか進まない。というのも、テロの後セキュリティが厳しくなり、この2005年5 月の時点で入国に際しては指紋と写真をとられることになっているから。列の前のほ うにお知らせの看板が立っているのですが、そこには5ヶ国語ぐらいの表記があるに もかかわらず、なぜか日本語表記がないのです。ここの空港、日本語表記がかなり多 くて驚いたのですが。しかし、中国語では書いてありました。「左手食指」「右手食 指」。絵を見ると人差し指なので、人差し指のことを食指って言うんでしょうかね。 かなり待った後、やっと順番がきました。係員のおじさんはとてもフレンドリーな感 じ。私の、いろんな国（といっても半分はヒースローなんだけど）のスタンプを見 て、「もしかしてアメリカは初めて？」というので「そうなんです！」と返事。あと 質問に答えて、指紋（といっても朱肉をつけるわけではなく、スキャンする感じ）に 写真撮影（ウェブカメラみたいなものです）をし、問題なくクリア。その先で荷物を 一度ピックアップし、税関を通って（その際に申告用紙も提出）、その先でもう一度 荷物を預けます。といってもそこに置くだけなんですが・・・ここでもう一度荷物 チェックがかかります。次はセキュリティチェック。前に並んでいる人の様子を見て いると、皆靴を脱いでいます。2組前に並んでいた台湾から来ているらしき（この大 阪-デトロイト便、台湾から大阪にきてるので、台湾の人も乗ってたんですね〜。ど うりで降りる時前のほうの座席に中国語のペットボトルが置いてあったはずだわ）若 い女の子2人は、おもむろにジャケットを脱ぎだし、キャミソール姿に。・・・え えっ？！と思っていたら、どうやら上着類は脱いで通さないといけないみたい。（私 はカーディガンだったのでそのままでOKでしたが）靴と荷物を通して、人間も通っ て、無事クリア。さっきの女の子のうちの1人はどうやら何度やっても何かが引っか かるらしく、足型のついたマットの上で色々動きをさせられてました。さて、それが 終わると晴れて空港内へ！！飛行機を降りてからここまで1時間以上かかってます。 やはり乗り継ぎにはかなり時間に余裕を見ておいたほうが良さそう。

空港はまだ比較的新しそうで、天井が高く開放的な印象。左右に長いターミナルに なっていて、トラムで移動するようになっています。赤い車体がかわいい！！とりあ えずトイレに行き、ATMでお金をおろし、ちょっとお店をぶらぶら。のどが渇いたの でタカコさんと一緒にスタバへ。カップのサイズが3種類あるのですが、目が悪くて 値段表が見えないので、一番小さいのをと思い「small please」と言ったのですが、 こちらでは一番小さいサイズは Tall なんだそう。これで$3弱。日本のショートと同 じぐらいの値段ですね。

先にゲートに行くというタカコさんと一旦別れて、スタバを 片手に空港内をうろうろ。お店はそんなにたくさんはないのですが、結構色々とある ようです。カフェや、日本食レストランもありました。気になったのが、ちょうど日 本へ戻る便が出る時間で、ダブルブッキングのためにお座席を譲ってくださるお客様 を探しております、というような内容のアナウンスが繰り返し流れていたこと。うーん、帰りの便（も、事前にチェックした時はほぼ満席）は大丈夫か？！

そろそろ出発が近くなってきたので、ゲートへ移動。タカコさんのNY便も同じ頃出発 なので、ここでお別れ。あの後NY楽しまれたかなぁ？ さて、今度はBoston行きの飛行機に乗ります。約2時間のフライトはいたって快適。 途中でドリンクが出て、ボーっとしているうちにもう着陸の時間になりました。着陸 前に窓の外に見えたのは海（今度はホントに海！）。んん、一体どこに着陸？と思っ たら、陸が見えてきました。高層ビルと、一面の平原。ボストンの街には薄日が差し ています。

飛行機は無事着陸し、さあいよいよボストンへ・・・と思っていたら、なかなか飛行 機のドアが開かない。うーんちょっと長すぎると思っていたらアナウンスが入り、 ゲートから、あれはなんと言うんでしょうね、通路の迎え？が来ないのでしばしお待 ちを、とのこと。しかし、そういうときに限って、トイレに行きたくなったりするも ので、急にお腹が。。。早くトイレに行きたいのだけど、通路は早く降 りたくて待っている人達で既にぎっしり、逆流してトイレに行くのも難しそうだし、（中にいる間にゲートが開いて、気がつかれないうちに飛行機が動いて降りれなくなったらどうしよう、とか考えちゃって。。心配性ですね・笑）がまんして待つのですが・ ・・しばらくしてまたアナウンス。「good news is... ゲートから通路が動き始めまし た。そして bad news is... それが私たちの思った方向に動いていないということで す。しばしお待ちを！」・・・とほほ。またしばらくして、やっとドアが開いて外へ。小走 りで駆け出しトイレへ直行（笑）。ふー、助かった。。。ほっとしてトイレから出る と、その向こうで友達のTちゃんが手を振ってる！！おおー、ひっさしぶりぃ！！な んとここの空港はアバウトなのか、荷物受け取りのエリアまで、出迎えの人も入って 来れるみたい。1年ちょいぶりの再会を喜びます。すぐに荷物が出てきたので、ピックアップして外へ。いよいよボストン到着です。





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