Boston + New York - 4

short trip to New York !

さて火曜日。5時前に起きて準備し、まだ薄暗い中、お留守番のだんな様を置いて出発です。1泊2日なので荷物も少なく楽ちん♪

ボストン行きを決めた時、ガイド本を見て思ったのが「ニューヨークと近そう」ということ。何分アメリカに行くとは思っていなかった私のこと、この機会を逃すとニューヨークに行く機会もないかもしれないと思い、ボストン滞在中にちょっとニューヨークまで足を伸ばしてみようと思い立ちました。そうTちゃんに話したところ、彼女も行きたい！ということで（まだこちらに来てからNYへは行ったことがなかったらしい）NYへの short trip が決定。Tちゃん情報によると、バスで行くと激安らしい。ならばそれを使わない手はないですよね。

地下鉄で South Station まで行き、バスターミナルへ。実は前日の夜帰りに下見に来たのですが、電車のターミナルはわかったのだけど、バスターミナルはどこなのか分からずじまい。夜だったので早々に切り上げて帰ったのですが、戻ってサイトで確認すると、バスターミナルは電車の駅から外に出た更に奥だということが判明。無事バスターミナルに到着し（まだ新しいようです）カウンターで予約の紙を見せてチケットと引き換え。これが6時までにと書いてあったので早起きして来たわけです。なんとこれが往復で US$ 30弱！片道4時間半（順調に行って、です）もかかるのに安いー！

まだバスの出発までには1時間あるので、昨日 Hi-Rise Bread Company で買ったパンで朝食です。

さて、まずは raisin-pecan。（写真は昨日のレポをどうぞ）見た目にかなりハードではありましたが、手でちぎろうとすると・・・固すぎてちぎれない。。もちろん切る物も持ってないので「・・・かじってもいい？」ということで、かじってみたのですが、、、か、固ーーい！歯が折れるーー！！何とか少しづつ歯を入れて（笑）やっと一口。美味しいですが、固すぎて・・・（涙）やはりこれは家で焼き戻して食べるのが一番みたい。スコーンはほろほろとほんのり甘くて美味しかったです。ブリオッシュはバターがしっかりきいてるのかしら、と思いきや、そんなに効いてなくて、しっとり美味しいブリオッシュでした。・・・やっぱりこういう時に食べるのは、柔らかいのに限るね（苦笑）

トイレを済ませて乗り場に行くと、既に並んでいる人がたくさん。座席は自由なので早い者勝ち、早速列に並びます。しばらくするとバスが来て、運転手さんが降りてきました。素早くチャージということでか、バナナをむしゃむしゃ。長距離運転だから大変ですよね。。。早速バスに乗り込みます。ピーターパンという会社のこのバス、とても新しそうで、乗り心地も良いです。真ん中辺りに座ると、出発前には座席はもうかなりいっぱい。ややどんやりとした曇り空の中、出発です。

運転手さん、マイクが壊れているようで、地声でアナウンスするので、何を言ってるか良く分かりませんでしたが、到着時刻とか、途中で止まるバス停のことのようです。途中で乗り込んでくる人もいて、車内はほぼ満員状態。別のバスと間違えて乗ってしまった人もいて、慌てて降りて行きました。よかったね、間に合って。。。

さて、バスは高速道路？を走っていきます。なにせ朝が早かったので、途中はうつらうつら。ガイド本を読もうと思っても、バスなので途中で気持ち悪くなってしまうし。途中で渋滞につかまったり、すいすい流れたりしながら、時間はどんどん経過します。

どうやらNYについた模様。緑の生い茂る広い公園の横を通ったので、Tちゃんが「・・・これってひょっとして、セントラルパークかな？」と聞くので「えー、違うんじゃない？」と言ったものの、気になって地図で確認したら、本当にセントラルパークでした。ごめん、Tちゃん。。とにかくだだっ広くて、緑の生い茂り方が尋常じゃないです。ちょうど緑の時期だったので余計そう思ったのかもしれないけど、濃い目の緑が生い茂って、NYの真ん中にいるという感じじゃない。

・・・そうか、もうここはNYの中心なんだ！そう思うと急に窓の外をきょろきょろ覗き込んだりして。初めて見るNYは、どこにでもある都会の風景のようでした。お店が建ち並んで、人々が行き交う。でもこの辺りはまだ中心の端っこあたり、段々と中心に近づくに連れて、にょきにょきとそびえたつ高層ビルやホテルが増え、急速に都会感が高まってきます。

時間的には大体予定通り？と思ったのですが、都心に入ってから若干の渋滞につかまり、なかなかバスターミナルには着かない。都会だから仕方ないですよね。でも外を見ているだけで飽きません。そうこうするうちにバスは Port Authority のバスターミナルに到着。なんだかうす暗くて不安になるような場所です。でも、それがNYらしいというか。

まずは荷物を置きにホテルへ。ネットで予約したこのホテル、ポートオーソリティからは徒歩2分と書いてあるほど、便利な立地条件です。地上に出てホテルを探します。NYの通りは縦横に名前や番号がついていて分かりやすくなっているので、初心者でもコツさえ掴めれば、動きやすそう。難なくホテルを見つけることが出来ました。ホテル比較のサイトに書いてあったとおり、入り口はとても豪華。アーリーチェックインで荷物を部屋に置きます。取り立ててなんてことない普通のホテルだけど、まあいいでしょう。

身軽になってから、早速街中へ。このホテル、劇場街にあるので、折角だからなにかミュージカルでも見ようよということになり、チケットがあるか劇場をのぞいてみます。オペラ座の怪人は、いい席しか空いていなかったのでとりあえず保留。次に行ったシカゴでは手ごろな席も空いていたので、じゃあということで、こちらのチケットを購入します。

さて、夜の予定も決まったところで、お腹空いたよね、ということで、早速ランチへ。・・・NY、といえば、ベーグルしか思いつかなかった私（笑）。初NY食もやはりベーグル！というわけで、地下鉄に乗ってベーグルやさんを目指します。

ちなみに今回のニューヨーク、言い出しっぺは私なのですが、何分短い滞在時間に行ける所 or できることは限られる。どうしても行きたい所だけを押さえても、まだまだ足りない。Tちゃんにも「行きたいところない？！」と聞いてみたのですが、折角だし行きたい所についていくよーと言ってくれたので、大きくその言葉に甘えて、私の好みで行き先を決めさせてもらいました。。。感謝。

地下鉄の一日券を買っていざ出発！地下鉄は、よその都会の地下鉄とはそんなに変わらない感じで、気をつけてさえいれば特に危ないという感じもしません（もちろん路線や駅、時間帯にも寄ると思います）。とはいえ細心の注意は払います。最寄駅で降り、地上に出ます。ここは高層ビルの立ち並ぶ通りのど真ん中。普段高層ビルに慣れていない私たちはついつい上を見上げて「おおーっ・・すごいね！」と感心してしまう。。。ちょうどランチタイムとあって、テイクアウトしてオフィスに戻る人たち、その辺りでランチを取りながら話し込む人たち、たくさんいて、みんなやはりすっとしてシャープでした。

さてそこから少し移動して、お目当てのベーグルやさん発見！NY初ベーグルはこちら、Ess-a Bagel です。（外観の写真を撮るの忘れました・・・）お店の外にはメニューを貼ってあるのですが、なんと日本語のメニューまでありました。それだけ日本人のお客さんも多いってことでしょうね。

とりあえず中に入ると、左側に冷蔵ケースがあり、右側はイートインスペース、そして一番奥にはベーグルが！10人ぐらいの列が出来ていたのでその列に加わります。しかし何とオーダーしたらよいのかイマイチわからん・・・とりあえず、ベーグルとクリームチーズをそれぞれ一つづつ頼もうという事になり、私はシナモンレーズン（だったと思う・・）のベーグルと、確かブルーベリーのクリームチーズ。後で冷静に考えれば、どう考えてもミスマッチな選択だったのだけど、何分初めてのことだし列が長かったので妙に緊張してしまい・・・情けない〜。友達はポピーにスモークサーモンのクリームチーズを。

こういう注文をすると自動的にサンドになるようで、紙に包まれたベーグルサンドがレジにやってきたので、ジュースを追加注文してお支払い。はー、妙に緊張した（笑）

さて、早速イートインスペースでベーグルを広げます。包みにくるまれた状態ではそんなに大きいとは思わなかったのだけど、紙を広げて実際ベーグルとご対面すると・・・

う、うわーーー、おっきいーーーっ！！



Ess-a bagel

・・・さすがに、これは驚きました。大きい、大きいとは聞いていたけれど、ここまでとは。サイズも大きいけど、厚みもすごい。そして穴がほとんどない・・・！日本のベーグルとは訳が違う。

二人して、しばし口をあけてじっと見つめてしまいました。

この大きさをどうやったらお伝えすることができるのか・・・色々試してみましたが、さて、これで伝わるでしょうか？

ちなみに私の手、親指の付け根から人差し指の先まで約11cmです。ということは、直径はそれより大きいというわけです。厚みはどれぐらいだったか、とにかく分厚い！！



こんなに大きかった！！

見た目で圧倒された後は、早速いただきます♪
NYのベーグルは固い、というイメージがあったのですが、そんなに固くなく、みっちりとしていて、皮（というのか？）もしっかりしていて、食べ応えがある！
既にサンドになっていた上、このクリームチーズがちょっと甘かったので（ああ選択ミス。。。）何とかベーグルだけを味わおうとするんだけど、どうも難しい・・・次からはクリームチーズは別に、というオーダーの仕方をしなくては。 それにしてもこのベーグル、焼き立てだったらさぞ美味しいんだろうなぁ・・・そんなことを考えながら食べてました。

こちらは友達のポピー＋スモークサーモンのクリームチーズ(Roxというのですね）。実は生魚が食べられない私、スモークサーモンも生っぽいとちょっとつらい。。。少し分けてもらったのだけど、ちょっと厳しい生っぽさでした。。。でもポピーのベーグル、外がとても香ばしくて美味しかった！

しかし、これ1個食べただけで、もうお腹はぱんっぱん。中がしっかり詰まっているから、見た目よりもお腹にたまるんでしょうか。

NYベーグルとの衝撃（笑）の出会いを終えて、次なる目的地へ向かいます。これもNYでの楽しみのひとつだったメトロポリタン美術館。地下鉄で北上し、最寄駅から歩きます。それにしても今日のNYはいいお天気！日差しが暑いぐらいです。

メトロポリタンはセントラルパークに面して建っている、いわずと知れた世界有数の美術館。NYへ行くならここは not to be missed！さすがにたくさんの人たちがやって来ていました。表では音楽のパフォーマンスもあったりで楽しげな雰囲気。ちょうど外は工事中で覆われていたのが残念ですが。

早速中に入り、チケットを買うと、小さなMの缶バッジをくれ、これを服につけておくという仕組み。なぜか私には2個くれたのですが・・・？ちなみにTちゃんは、またまたバンカメの特典で無料で入ることが出来てラッキーだったそう。

とにかくだだっ広い美術館なので、見たいものを絞っておかないといけません。まずは一番見たかったあの絵たちに会いに、2階へ。入り口でもらった案内図も今ひとつ詳しくなくて、大体この辺りはモダンアート、ヨーロッパ、ぐらいのことしか書いてありません。あとは自分で探すしかない。

2階へ上がり、European Painting のエリアへ。といっても、とにかくだだっ広いのです。どこにお目当ての絵があるのかを探すのにも一苦労。やっと探して、目指す部屋にたどり着きました。

このメトロポリタン美術館、私にとっての見所はこれ、フェルメールでした。なんとここには5枚のフェルメールの絵が展示されているのです。30数枚しか存在しないフェルメールの作品、その内の5枚がここにあるだなんて。

結局「眠る女」は貸し出し中で、この日見ることが出来たのはこの4枚。


水差しをもつ女　Young Woman with a Water Pitcher

これは比較的有名な絵かもしれません。白い布を頭に被った少女のスカートの青が、フェルメール・ブルーで印象的。数年前「真珠の耳飾りの少女」という、フェルメールを取り上げた映画があったのですが、その中にもこの絵のシーンが出てきたように記憶してます。


少女　Study of a Young Woman

この前テレビ番組で見たのですが、フェルメールがこういう少女の上半身を大きく描いている絵は、この絵とマウリッツハイスの「青いターバンの少女」の2枚だけなのだとか。青いターバンの少女と比べると地味な印象の絵なのですが、この少女のキュートな表情に、つい目を離せなくなってしまう、そんな絵でした。


窓辺でリュートを弾く女　Woman with a Lute

これは大阪のフェルメール展で見たのでオリジナルの場所で再会です。これも色目的にはとても地味なのですが、フェルメール特有の、窓から穏やかに入る光の具合がやわらかく、女性の表情も生きているように思います。


信仰の寓意　Allegory of the Faith

これはちょっと変わった感じの絵でした。かなり大きいサイズの絵なのですが、構図といい、女性の様子といい、不思議な絵です。

眠る女が見られなかったのは残念ですが、4枚も見ることが出来、おまけに人も少なくてゆっくりと堪能することが出来て、とても嬉しかった私でした。





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