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Wedding in England
何年か前のことになりますが、ロンドンで結婚式に出席するという機会がありました。
イギリス関係の仕事をしているので、ロンドンの日本担当者と仲良くなることもあるのですが、以前その中の1人で、年齢も近く、日本にも研修に来たことがある女性スタッフが結婚式に招待してくれました。滅多にない機会ですし、興味のある方もいらっしゃるかな?と思うので、当時を思い出しながら少し紹介してみたいと思います。ちょっと写真が少なくて残念なのですが。。
最初「式に来てほしいんだけど」と言われたときは、本気なのかなあ、本当に行っていいのかなあと半信半疑だったのですが、招待状が来て、電話で話したところ「どうしても来られないというのなら仕方ないけど、是非来て欲しいの」と言ってくれたので、うれしくて思い切って行くことにしました。でも招待状をもらうのも初めてだし、どういうスタイルで返事を出したらいいのかもさっぱりわからないので、慌てて本屋に行って本を買ってきてお返事を。ちなみにイギリスでは新婦の両親が招待状を出しますので、ご両親宛にお返事を出すわけです。確か彼女のご両親はお二人とも弁護士だったはず。。(そして彼女も弁護士。)幾ら日本人だからといって下手な文章は書けませんよね。
会場はロンドン市内 Holborn に近い Lincoln's Inn という法学院でした。ここの Chapel で式を挙げたのですが、建物は古く、ステンドグラスの美しい素敵な Chapelです。式自体は日本のチャペルでの式とあまり変わりません(といっても私はホテルのチャペルしか知りませんが。。)新婦側・新郎側にわかれて座り、新婦がお父さんと一緒に入場します。あとは誓いの言葉、讃美歌等続くわけですが、何分讃美歌なんて知らないし、それも英語で歌うのなんて初めて・・・みんなについていくのに必死でした。新婦の叔母さんがバンクーバーで聖歌隊に入っているということで、ソロで1曲歌われたのですが、すごく美しい歌声で感動しました。あと気がついたのは、式の途中で新郎新婦がゲストの方を向いて椅子に座ってたことでしょうか。今まで日本で出た式ではずっと立ってたように思いますので。
新郎はすごく緊張していて、誓いの言葉もとぎれとぎれ・・・逆に新婦の方がしっかりしていて対照的でした。でも Registration Office では新婦が大泣きしてしまったらしいです。
さて、気になるドレスですが、イギリスでも普通は白のウエディングドレスらしいのですが、彼女はオーダーで友達に頼んであつらえたそうで、すごく変わったドレスだったのです。
ノースリーブのシャンパンゴールドのくるぶし丈のドレス(もちろんひきずらないタイプ)に、シルバーっぽい地模様のあるロングジャケット。それにドレスとおそろいの靴、小さなゴールドのブーケ、それからこれもオーダーで作ったという金色のティアラ(花や葉っぱのような模様の)・・・向こうの人にとっても珍しいらしく、みんな彼女が入場してきたときはびっくりしてました。"Quite unusual !" って口々に言ってましたから。でも彼女らしくてすごく素敵でした。ハロッズにドレスを見に行ったとかいう話も聞いていたのですが、色々見ているうちに、オリジナルのものを、と思ったのでしょうね。それよりなにより、2人ともすごくしあわせそう・・・
結婚式が終わるといったん外に出て、芝生の上で写真撮影をします。でもみんなあんまり一緒に撮ったりしないんですよね。カメラマンさんがいるのですが、せいぜい親族一同で新郎新婦と一緒に写真をとるぐらい。日本だと新郎新婦の取り合い(?)になって大変ですけど。
前夜は雷が鳴る大雨のひどいお天気で、結婚式は大丈夫かしら?と心配していたのですが、ふたを開ければ日の差す暑い Lovely Day で、芝生の上の写真撮影もバッチリでした。やはり天気の比較的よい4・5月から10月ぐらいまでが結婚式シーズンなんだそうです。
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