London + 英国南西部の旅 - 2

● London

今回Londonには2日ちょっといましたので、その間の事をつれづれと。


・2日目の朝

何だかよく寝られないまま朝起き出し、顔を洗っていると、下から足音が。マグでミルクティを持ってきてくれたのでした。モーニングティ、いいですよね。聞くと彼女は以前はあまり紅茶が好きじゃなかったらしいのだけど、少し前から好きになったということで、毎朝起き抜けにマグで飲んでいるそう。この日は彼女の出勤日（週3回）なので、朝一緒に家を出て会社に顔を出してから出かけることにしてました。シリアルで簡単に朝食。ジャムとFlora（向こうでポピュラーなマーガリン。Low fatなど健康を意識している辺りが受けているのかも）も出ていたのですが、ここにルバーブのジャムも。「私ルバーブ好きなんだけど日本では滅多に手に入らないの。。。」と言うと、「私はあまり食べないんだけど、だんなが好きで、自分でジャム煮てるのよ。良かったらどんどん食べて！」そうかー、彼が煮てるのか・・・甘さ控えめで美味しかったな。ちなみに紅茶は Taylors of Harrogate の Yorkshire Tea （もちろんティーバッグ。スーパーで買えます）、でもちゃんとポットでいれてました。


・Office

最初の2日は友達の家に泊めてもらっていたのですが、友達はいつもは月・水・金出勤のところ、仕事が立て込んでいるとの事でこの日は出勤日ではないものの午前中仕事に出るとの事。ひとり残されても困るので、朝少し早いけど一緒に出ることに。今回オフィスには行くつもりはなかったんですが、別のスタッフに頼まれものがあったので、一緒に行ってちょっと顔を出すことにしました。

車で駅に向かい、電車に乗ってLondon Bridgeへ。オフィスに向かう途中プレタマンジェでカフェラテをtake away。値段は日本とそんなに変わらない感じです。しかしプレタにもお寿司があったのには驚き。ここまで普及してるとは・・・

受付でvisitor用の名札をもらい、オフィスへ。ここも随分と久しぶり。（ちなみに私の会社はここの会社の代理店のようなものをしていて、日々やり取りをしてます。）まずは彼女のデスクへ。隣の女性（20代後半だとか）が今日休みということなので、そこに座らせてもらったのですが、驚くべきはそのデスク。色々ぺたぺた貼ってあったり飾っていたりするんですが、なんと半数以上はキティちゃん！ポストイットから小さなぬいぐるみまで、色んなキティちゃんが・・・それも、どうも日本で売られているものとは違う感じ。友達いわく、「ネットで買ってるみたいよ」って事でしたが、そんなに人気とは知らなかった・・・ちなみに、友達の娘（6歳）に何かお土産をと思って、事前に「どんなのが好き？」と聞いてみてたのですが、「そうね、ピンクのものが好きだし、キティは好きよ」と言われ、ええっ、キティを知ってるの？と驚きだったのですが、実際目にすると、へーって感じで一層驚きました。・・・実は私、子供の時はキティ一筋で、かなりのものを収集してましたので（笑）。ロンドンのお店でもキティ物は見かけましたし、パリでもお菓子を見かけました。恐るべし、キティパワー。




Southwark Cathedral - オフィスのすぐ側にあります。
この周辺は昔は何もないところでしたが、ここ数年で色々お店も出来て
（オーガニックマーケットで知られるBorough Marketもすぐ近く）
賑わってきてます。Bridget Jones's Diaryの映画ロケもこの辺りで行われました。
そう、この日はとーってもいいお天気だったんですよね・・・(sigh)


それはさておき、オフィス内を一通りぐるっとまわって知り合いに挨拶。皆さん相変わらずでした。ちょうど出発前に大量の書類発行を依頼したばかりだったので、「いい所にきた、今日は書類作って帰ってくれるんだろ？！助かるよ〜」と言われ「NOーー!!!」と逃げた私（笑）。

しかし、みんな基本的に話好きなので、仕事の手も止めてあれこれ談笑。この日、午後に泊めてもらっていた友達とホテルのアフタヌーンティを楽しむ予定になっていたので、彼女が「今日はアフタヌーンティに行くのよ〜」と話していたら、盛り上がった話題が２つ。

ひとつは、「ミルクが先か、紅茶が先か」。英国人はこれで談義するとかいう話は良く聞きますが、実際そんな話をしているのを聞いたことが無かった私。（大体そんなこと本当に気にしてるのか疑問だったりして）おお、ついにきたか（笑）という感じで耳を傾けていましたら、まあみんなそんなにこだわりは無いのだけど（やっぱり。。）、うちひとり（30過ぎ男性）が「いいカップに熱い紅茶を入れるとひびが入るからミルクを先に入れるんだって母が言ってたよ、だからミルクが先じゃないの？」。うーん、確かに昔のはひび入ったかもしれないけど、今のはひびは入らないんじゃない？とみんなに反論され（笑）。あとは、茶渋がつくとか、そんな感じで、結局別にどっちでもいいんじゃない？って話に落ち着いてました（笑）。

もうひとつは、「スコーンにジャムを先に塗るか、それともクロテッドが先か」。これは私も悩むところ。熱いスコーンなら、ジャムを下に塗ったほうがクリームが溶けにくいからいいかな、と思うけど、クリームの上にジャムのほうが見栄えはいいですよね。これは結構意見がはっきり分かれていて、クリームが先のほうが見栄えがいいとか、クリームの上にジャムは塗りにくいけど、ジャムが先なら塗りやすいとか（なるほど）どっちかで譲らないと言う感じでした。そしてみんな一様に「田舎のスコーンはhuge！だからね〜」。ロンドンのは確かに少し小ぶりなんですよね。




クロテッドが先ならこんな感じで。


そこから先に話は盛り上がって、ホテルのアフタヌーンティの話に。「前に義母と行ったのだけど、カップの紅茶がなくなったのでポットを持って入れようとしたら、遥か彼方からそのテーブルの係りの人が青筋立てて飛んできてポットをひったくったの（？）」「勝手に入れないでよっ、という感じで、こわかったわ〜」と。「そうなのよー、私も別のホテルに行ったけど「マダム、お茶はこちらでサーブいたしますから」って言われて、こわかったわよ」と別の人も言っていたので、やはり格調高いホテルは基本的にはそうなんでしょうね。「だから勝手にポットを持っちゃダメなのよ、気をつけてね」と言われ、ううむそうかー、と思ったのでした。実際どうだったか、は、また後ほど。


・School

「今度の金曜の朝はReadingの日でみんなで本を読むのだけど、良かったら一緒に行かない？今授業で娘が本を書いてるの。それがね、タイトルが"Adventure of Princess ○○"（○○には私の本名が入ります）っていうの〜。すごいでしょ？」と誘われ、一緒に学校に行ってきました。ここは私立の学校で、友達も通っていたのだとか。1クラス17人という少人数制で、まあその分お値段も高いようですが、和気あいあいと楽しそうな雰囲気です。校舎の入り口が開くまで外でお遊び。続々とお父さん、お母さんに連れられて生徒がやってきます。Reading day というのは、要するにみんなでお父さんやお母さんたちと一緒に本を読む日のようで、教室にある本や持って来た本をそれぞれ教室のあちこちで読んでました。（大体は声に出してreading）私たちは教室の隅の方でクッションに座り、まずは私のアドベンチャー物語を。その時はまだ完成していなかったのですが子供の想像力ってすごいですねぇ、私が怪物を退治して、その後全然違うストーリーが始まるのです。でも、私が主人公なんて、ちょっと感激でした。きっと日本から来るという母親の友達をイメージしてこんなストーリーを考えたのだと思うのですが、プリンセスって感じじゃなくてごめんね〜(^^;;。友達が担任の先生にも紹介してくれたのですが、「ああ、あなたなのね〜。もうすっかり有名人よ（笑）」って言われてしまいました（笑）。

とてもいい雰囲気の学校でした。友達が新築の家を売ってここの近くに引っ越したのは、やはり娘の学校の近くがいいから、というのが一番の理由だそう。（前の家の工事が納得いかなかったらしく、それもあると言ってましたが）みんな朝晩送り迎えは欠かさないそうで、今でも仕事を週の半分にしているのもこのためだとか。（彼女が行けない時は近くに住む彼女の両親が送り迎えをしてくれるらしい）　弁護士の資格をもつ彼女、妊娠前はばりばりと仕事をしていたので、意外な感じもしたのですが、今の彼女がすごく自然に見え、表情も生き生きとしていて、いいリズムで生活を送っているんだなぁというのがわかってうれしかったです。




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