Wedding in England - 3

オートブルを食べおわった後、新郎新婦は隣のテーブルに移動していきました。
そのあとはメインディッシュ。ビュッフェスタイルで、会場の前の方に6・7種類の料理が用意してあり、それぞれ取り分けてもらって戴きました。メニューは、牛肉のパイ包み焼き、サーモンの蒸し物等豪華な内容。食事中はワイン、シャンパン等サーブしてくれます。もちろん日本のようにお酌してまわるなんてことはないですが、ご両親がテーブルを挨拶して回っていました。(私には「はるばる日本から来てくれてありがとう！あなたが一番遠くから来てくれたのよ！」と興奮して話し掛けてくれました）食事中は周りの人と歓談。みんな入れ替わり立ち代わりテーブルや席を替わるので、本当に色々な人と話しができて面白かったです。

途中でスピーチがありました。スピーチは全部で4人。1人目は新婦のお父様。招待状は新婦のご両親が出すものなので、ホストであるお父様がご挨拶をされるというわけです。2人目はお父様の友人で、一家を昔からよく知る方。新婦の事も小さいときからよく知っており、あの時はこんなことがあった、という面白いエピソードなどを披露してました。

そして3人目は新郎。まず客人へのお礼の挨拶。その中で、「特に遠くから来てくださった友人数名に特に感謝を・・・まず、今日一番遠く、日本からわざわざ来てくれた」と言って、私の名前を挙げてくれました。まさか自分の名前が一番に呼ばれるとは思ってもいなかったので、感激してしまいました。ま、考えたら、私より遠いところから来てる人はそうそういないと思うのですが。あとはアメリカやヨーロッパから来てくれた友人へ感謝の言葉を。そしてご両親、Best Man に感謝の言葉を。最後に、新婦に "thank you for being a beautiful bride for me!" と言っておりました。日本ではなかなか言えないですよね！言ったとしても「何のろけてるんだよっ」って感じになりますけど、そんな感じは全くなく、なんかいいな、うらやましいなと思ってしまいました。

そのあと新郎から、新婦のお母様に花束を、新郎のお父様にネクタイをプレゼント。そして新婦へのプレゼントとして、「何にしようかと思って悩んだんだけど・・・」といって取り出したのが、何と真っ赤なハート型のル・クルーゼのお鍋!! 新婦は大笑いして喜んでました。「それから彼女が欲しがってたこれを」といって素敵な腕時計をプレゼントしてました。新婦は早速腕にはめてました。

最後のスピーチは Best Man から。参考までに付け加えておきますと、Best Man とは、新郎の友人1名が指名されて、結婚式までのいろいろな手続き・手配（もちろん Stag Night( = 独身最後の夜を男性の友達だけで楽しむこと)の手配も）＋当日の付き添い等をする人の呼称です。通常は新婦側も Bridesmaid という友人3名程に当日の付き添い等をしてもらい、彼女たちもおそろいのドレスを着るという習慣があるのですが、今回はそれはありませんでした。それに加え小さな子ども(親戚とか）がかわいいドレスやスーツを着て新郎新婦に付き添う（？）らしいのですが、それもなかったです。(そういえば教会から出たときにConfettiという、白い紙でできた花びらの代わりのようなものを新郎新婦に向かって投げるのが一般的らしく、要るかもしれないからといって買っていったのですが、今回はそれもなしでした）通常 Best Man のスピーチというのは、新郎の過去を暴露したりするらしいのですが、今回は特に暴露という事はなかったものの、興味深い話が聞けて面白かったです。

スピーチのあとはデザート。これも前でビュッフェで、クレームブリュレやシュークリームを頂きました。そうこうするうちにケーキカット。ケーキはホールの後ろの方においてありまして、特に司会がいるわけでもないので、なんか後ろで人が集まってるなと思ったら、ケーキカットだったというわけです。2人ともとても幸せそうでした。

ちょっと写真がボケているので分かりにくいかもしれませんが、ケーキは3段のフルーツケーキ（重なっていない）で、シュガーコーティングしてありました。こじんまりしたかわいいケーキでした。1段目（30cm x 30cmぐらい）は出席者に、2段目 (約20cm x 20cm)は来られなかった人に、3番目（約10cm X 10cm）は置いておいてあとで夫婦で（1年後の結婚記念日だったかな？？）食べるとのこと。レセプションパーティーの最後にホールで紅茶と一緒に置いてあったのですが、何分食事を食べ過ぎたし、親戚の人が離してくれなかったので、食べられませんでした・・・かなり洋酒のきいたケーキなので、聞くところによると5年はもつとか？遠方の方に送るための、専用の小さなボックスもあるのだとか。箱に宛先を書いて切手を貼れば送れるようです。




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