Lake Eske (3)

Donegalを散策しているうちに、段々とお天気が悪くなってきて、ついに小雨が降ってきました。さっきの湖での晴天がうそのようですが、まあこちらではそう珍しいことではないので・・・さっき晴れているときに散策しておいて良かったなと思いながら、Craft Centreを目指し（これが思ったより遠かった）、お店をぶらぶらした後、一軒のアクセサリー屋さんで、私はピアスを、友達はネックレスを買いました。もろケルト、という感じではないんですが、ケルトを感じさせるデザインで（実際これをアイルランドで買ったと知らない友達から「ケルトっぽい」と言われたことも）とても気に入ってます。ちょうど閉店時間だったのですがそのお店の方が親切にも「もう家に帰るから、City Centreまで乗っけて行ってあげるよ。ここまで歩いてきたんだろう？（笑）」（そう、彼は私たちが小雨の中傘も差さずに「遠い・・・」とぶつぶつ言いながら歩いてたのを見てたのです。だって入り口までぐる〜〜〜っと大回りしないといけないんですもん）と言ってくれ、お言葉に甘えることに。このクラフトセンターはそれぞれのアーティストが自分の工房兼お店を構えていて、実際作っているところを見ることができるのですが、彼もアクセサリー等のデザイン・製作をしているそうで、道すがらいろいろ話を聞きました。

City Centreで御礼を言って降ろしてもらい、寒かったのでお茶してからタクシーでゲストハウスへ戻ります。

ここのゲストハウスは食事も有名（奥さんは以前シェフをされていたとか）ということだったので、ディナーを予約してありました。外で降りしきる雨を横目に、下の暖炉のあるラウンジで開始まで待ちます。他の部屋とも雰囲気が違って、赤と紺を基調とした落ち付いた、かつ暖かい感じの部屋でした。




Lounge

夕食のメンバーは私たちをいれて計9人。アメリカからのお兄さん2人(うち1人はダブリン出身）、ダブリン在住のアメリカ人カップル＋その友達(サンフランシスコから）、ロンドンから来た親子(だんなさんはダブリン出身）に私たちという顔ぶれでした。ラウンジではなかなか話しに入り込めなくて、本を読んだり友達と話したりしていたのですが、ディナーのテーブルにつくと話は別！色々会話が弾んで、食事も雰囲気もとても美味しいひとときでした。

アメリカからのお兄さん2人はどちらも仕事で日本に来たことがあるのだとか。そのうちダブリン出身の人は何度も来ているようでしたが、「お正月に明治神宮に行ったらすごい人でびっくりしたけど、日本人はみんなあんな事してるの？」とか、「関空のデザインはいいねぇ」とか、色々な話題で盛り上がりました。おまけに内一人は私と同じ業界の仕事をしているとの話。アイルランドの片田舎で、日本に来たことのある人に出会うなんて滅多にないことだと思うのに、まさか同業界とはさすがに驚きました。それに、ロンドンから来ていた夫婦のダンナさまとアメリカからのお兄さんは、ダブリンにいたとき住んでいた家がものすごく近所だったらしく、本人達もびっくりしていました。

この日のメニューは、チーズの入ったサラダ、メインのチキンのクリーム煮、付け合せに野菜とたっぷりのマッシュドポテト(ねぎの小口切りのようなものがまぶしてありました）、デザートはチョコケーキとラズベリーアイスでした。もちろん一品一品サーブしてくれ、ポテトは何度もお代わりを聞きに来てくれるのですが、いくら美味しくてもそんなには食べられない。。。

みんな食事でお腹がいっぱいになったからか、食後のコーヒーは飲まない人が多く、そのままラウンジへ戻ってまた話の続きを。「こういう古い建物は幽霊が出るんだよ・・・夜中に怖いよな」という話が出たりで、おかしかったです。私たちのようにこの日一日だけの滞在の人もいれば、数日滞在してゆっくりする人もいて、次はこんなところでのんびり滞在というのもいいなぁと思いました。

会話も食事もとても愉しい夜でした。


翌日の朝食は、前日のディナーを取ったお部屋で。皆さんやはりスロースタートのようで、まだ部屋には人影がまばらです。昨日ディナーで一緒だった夫婦に挨拶をしながら朝食の席につきました。食器はアイルランドで有名なニコラス・モス。色が可愛くて、柄もおちゃめなのです。

私はアイリッシュブレックファストにしたのですが、こちらのは比較的あっさり目。ブラックプディング、ホワイトプディングはありませんでしたが、ベーコンもソーセージも美味しい！そして、なにより、スコーンがついてくるのです！今まで英国でも、朝食にスコーンが出てきたことはありませんでしたので、かなり驚き＋感激。素朴なお味で、中はしっとりしていて、私好み。とても美味しかったです。

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