Aran Islands


ダブリンを出てまず最初に向かったのはアラン諸島でした。ダブリンからはかなりの距離があるのですが、目的地はどこも西部だったし、どうせなら最初から頑張って移動しておいたほうがいいんじゃないかという事で。

アラン島、とよくひとくくりにして呼ばれますが、実際はInishmore, Inishmaan, Inisheerという3つの島からなる諸島のことです。一番大きなのは Inishmore。ここへは本島からフェリーで行きます。私達はまずDublinからGalwayへ電車で移動し、Galwayから Rossaveal にバスで行き、そこからフェリーに乗りました（フェリーとバスチケットをセットで売っています）。

実際、最初にイニシュモアに行くと決めたのは行きの飛行機の中。6月末の、おまけに土曜日。果たして宿は取れるのか・・・とにかく空港に着いてインフォメーションに掛け込み、イニシュモアの宿の予約を頼みました。カウンターのお姉さんはパソコンで検索してあちこち電話してくれるのですが、やはりどこも満室。最初は、フェリー乗り場近くとか、いくつか条件を挙げていたものの、もうそんなことを言ってる場合ではなくなり、島内隅々まであたってもらいました。もうダメかな、と思っていた頃、なんと１つだけツインが空いているとの事。よ、よかった〜(涙)。　これでとにかく、アラン島まで行けることとなりました。

フェリーは約40分で島に着きます。思っていたよりもスピードが出ていてびっくりしましたが、風は強いものの、お天気が良くて、海がとにかくきれい！風にビュービュー吹かれながら、しばしの船旅を楽しみました。同じ船には大きな犬（レトリバー？）が乗っていて、飼い主さんは「ほら、見てごらん、海がきれいだろう〜？」なんて話しかけているのですが、犬は怖いのか、なかなか端の方に行こうとしません。でも何とか到着前には、にじり寄って、立って海を眺める余裕ができたようです。

Inishmore行きのフェリーから

事前にGalwayからゲストハウスに電話をした所、（イニシュモア到着が7時ごろだったので）「村の中心で食事をしてから来たほうがいいわよ」と言われていたので、到着後早速夕食に。ガイドブックに載っていたシーフードレストランに行くと、人気のお店なのか既にもう満席。ちょうどお客さんが親切にも相席にしてくれたので、すぐに座る事ができました。注文したのは魚のグリルとカニの爪。このカニ爪が、もうすごい！！ボウルに山盛り出てくるんです。で、ガーリック風味のソースがかかっていて、手掴みで食べるのですが、これがなかなか食べにくい。カニ娘と異名を取る（？）私ですら苦労しました。お箸があったら簡単なのに・・・おかげで、食べても食べても減らない割にはあまり食べた気がせず、ちょっと残念でした。でも美味しかったです。
食後には、アイリッシュコーヒーと、ブラウンブレッドアイスクリームをオーダー。アイリッシュコーヒーとはただのコーヒーではなく、ウイスキーが入っているのです。で、上に泡になったクリームがのっているというアイルランド独特の飲み物で、１度試してみなくては、と思っていたのでした。飲んでみると、かなりきつい！　でも上の泡がクリ−ミーで美味しかったです。私にはアルコールがきつすぎたのでたくさんは飲めませんでしたが。そしてブラウンブレッドアイスは、その名の通りアイスクリームにブラウンブレッドを混ぜたもの。不思議ですよねぇ。これも初めての味ですが、アイス自体の味が美味しくて、なかなかいけました。

食事も終わってゲストハウスへ。電話した時に聞いた感じだと「その辺ミニバスが走ってるから大丈夫よ」ということだったけど、どうも走っている様子はない・・・レストランに戻ってタクシーに電話をしようとした所、電話が壊れていてかけられず。結局近くの公衆電話で何とか電話する事ができ、いざゲストハウスへ。このゲストハウス、島の中心あたりにあるようで、フェリー乗り場付近からは車で10分ちょっとといった感じ。途中数カ所で火があがっているのが見えたので「あれは何？火事？焚き火？」と聞いてみたところ、Burn fire という夏至の行事だそうで、村のあちこちで火が焚かれていました。

ゲストハウス外観

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