Paris - Autumn 2004 <3>

さて、パリ2日目。10月とあって明るくなるのも遅いです。のんびりムードになりがちだけど、限られた時間を楽しまなくては！こちらのホテルは朝食はオプションだったので、この日はカフェで朝食を取ることにしました、目指すは Le Pain Quotidien。4年前にオランダ・ベルギーの旅に出た時に、アントワープでいったお店です。（その時の旅行記はこちらを）ただ、この時の旅行記にも書いたのですが、パンを目当てに行ったはずが気がつけばキッシュを食べてしまい、パンを食べずじまいだったのです・・・ああ。。。という訳で、今回はパリのお店でプチ・デジュネを食べよう！と心に誓っていたのでした。

パリにも幾つかお店があって、マレの方にしようか迷ったのですが、予定では午前中にルーブルへ行くことにしていたので、ルーブルに程近いお店へ行ってみました。外に出ると小雨がぱらぱら。メトロに乗って Tuileries で降り、お店へ向かいます。まだ少し時間的に早いこともあってか、他のお店は開店準備中だったり閉まっていたり。小雨で少し肌寒い中を、日中の表情とは違う街を楽しみながら、到着しました。

小雨とあって、外の席はビニールシートで覆われていたため、中のテーブルでいただくことに。お客さんもまばらだったので、入り口近くのテーブルに座り、メニューとにらめっこ。一番シンプルなものにしようかと思ったのだけど、折角だしと思い、BIOのセットにしてみることにしました。さて、出てきたのがこちら。有機栽培のりんごジュースと、BIOのヨーグルト、カフェオレに籠に入ったパン、そして圧巻なのはやはりこのジャム･スプレッド類！！東京の VIRON もこちらを真似たとは聞いていたけれど、やはりすごいです。かなりの大瓶であれこれと全8種類！普段はジャム類はあまりつけない私だけど、こんなに出されたらいろいろ試さないわけには行かないでしょう！！というわけで、一通りつけていただいてみました。

りんごやフランボワーズ、はちみつ、チョコクリーム etc. どれも美味しいのだけど、一番つぼにはまったのが、右端の白いもの。Blandice と書いてあって、どうもミルクっぽいのだけど、かなりねっとりしていて、この不思議な甘さがはまる感じなのです。なんなのでしょうこれ。(未だにわからないんです。ご存知の方教えて下さい）美味しいものはついつい塗ってしまいますね・・・パンも美味しいし、塗って食べて塗って食べて、ヨーグルトにも入れて、堪能しました。パンが少し余ったので、ぬりぬりしてサンドにしお持ち帰り。美味しい朝食で心も体も満たされました(笑)。

その後は歩いて近くのルーブルへ。チケットを買おうと入り口で見たら、なんとこの日（金曜）は late opening day だというのです。某ガイド本には月水と書いてあるのに・・・？？おかしいですねぇ。帰ってからサイトでチェックしたら、日本語サイトは月・水と書いてあるのに、英語サイトには水・金とありました。途中で変わったのかな？でも late opening なら 9:45 まで開いているので、昼間に来ることはないわけで、また夜に来ることにして、予定を変更してオルセーへ向かうことに。

地下鉄（＝メトロ）に乗って近くの駅で降り、少し歩いてオルセーへ。パリのメトロは、路線にもよりますがかなり古い感じがして、レトロでいいといえばいいのですが、なんとなく怖いと感じることが多かったです。照明が暗いこともあるし、怪しげな人があちこちにいるし。ロンドンのtubeの方が乗っていて安心感はあります。あ、これは慣れということもあるのでしょうけど。なるべく乗らないようにしていたのですが、歩ける分には歩いたほうが楽しい街なのではないかなと思います。あ、歩くときには、足元に十分気をつけましょうね。色んな落し物がたくさんあるので・・・（苦笑）

久々のオルセー、到着すると外に行列が出来ていました。まあ時間的にお昼前だから仕方ないですかね。行列に加わってやっと入館。やはりどこもセキュリティがきつくなっているなと感じます。ここオルセーは駅をそのまま利用してできた美術館なので、その名残をあちこちに見ることができます。

この写真は上から館内を見渡したところ。天井の壁のデザインもとても素敵なのです。




この時計も駅舎の名残。針の隙間からパリの風景が垣間見れます。

（しかし実際は、写真を撮ったり眺めたりする人が大勢いるので、ゆっくりは見られないのですけど）

大体見たいところの見当はつけていたので、順番に回ることにします。オルセーは、印象派が好きな人には外せない美術館だと思います。モネをはじめとして、マネ、ルノワールの作品を堪能することが出来ます。ゴッホやゴーギャンなども見ることができて、ぎゅっと見所の詰まったところです。ミレーの「落穂拾い」が見られなかったのはつくづく残念。あと、中階にはオルタもあるというので楽しみにしていたのですけど、アールヌーボーのコーナーにはオルタは少ししかありませんでした。しかしながら他のアールヌーボーの作品が数多く展示されていて、うっとり眺めてきました。




じっくり鑑賞した後は、また地下鉄に乗って（バスがよく分からないんですね・・・）マドレーヌ広場へ。さすがにここも観光客が多いです。マドレーヌといえば、の FAUCHON と　HEDIARD をのぞきます。FAUCHONは改装中だったのか、工事中で半分しか開いていませんでしたが、中をぐるっと一周。HEDIARDも同様にぐるっと一周。HEDIARDの方は、紅茶やジャム類のみならず、生鮮食料品まで置いてあって楽しいお店です。紅茶を買おうかどうしようか、、悩みつつ、まあまた明日もあるしと、とりあえず雰囲気を楽しんで退散。そこからぶらぶらと、プランタン〜ラファイエット方面に向かって歩きます。そういえば最初にきた時にここの La Maison du Chocolat でチョコレートを買ったんですよね。（茶色のショッピングバッグ、今でもおいてます（笑））

大通り沿いはごちょごちょしているけど、細い路地に入ると楽しいお店もたくさんありで、楽しいところ。ウィンドウもおしゃれです。ガイドにも載っていた蜂蜜やさんも入ってみたけれど、結局買わずに出てしまい（笑）、ウィンドウが素敵なお店もながめ、通りがかりの石鹸などを置いているお店に入ってみました。Les Comptoirs de Province というお店です。こちらではお店に入るときに「bonjour!」は必須です。素敵な店員さんに会釈し、お店を見ると、石鹸やアロマオイル、ボディ用品など、香りの素敵なものばかり。それもあまりきつくありません。お値段も某お店よりお手ごろだしいいかもと思って、石鹸と、寝る時に枕に吹き付けるといい香りよ、というコロンを購入。さりげなくきれいにラッピングしてくれました。




ここに載せられなかった写真はこちらから→Paris Photo Gallery




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