◆食べ物、飲み物

●パン　　

今回の旅で特筆すべきお店、それはアントワープのパンやさんでした。おしゃれな（といってもブランドのお店ではない）お店が建ち並ぶ小道にあるのですが、小さなお店にかかわらず、通る度にお客さんの列ができています。それも観光客ではなく、現地の人が。お店の中は６人も入ればもういっぱいという小ささで、好みのパンをとってもらうのですが、並ぶこともできない店内で、ちゃんと順番を守って買っていく様子は非常に好感が持てました（日本なら割り込んじゃうだろうな）。食事用の大きなパンからデニッシュ、ケーキ、クッキー類のお菓子に至るまで、狭い中にぎっしりと置いてあります。

ここは大きな食事用パンが食べたいところですが、これを買っては外食ができない。。ということで、食事用の小さ目のパンを買うことに。で、レーズンに目のない私はパン・オ・レザンを買い、あとスペキュラスも購入しました。で、お店を出てすぐパクリ。・・・お、おいしい〜〜〜（涙）。レーズンの美味しさも特筆ものなのですが、パン自体（胚芽だったと思います）の味が噛めば噛むほど美味しい。一気に食べてしまいました。翌日も通ったのは言うまでもありません。ああ、もっと食べたかった・・・もしアントワープでふらっと散歩途中にでも見かけたら、是非立ち寄ってみてください。


●ル・パン・コティディアン　Le Pain Quotidien

アントワープが本店、らしいんですが、今やベルギーのみならずパリやＮＹにまでもお店を持つパンとカフェのお店です。
・・・と聞けば、行かないわけには・・・。

間口のこじんまりした、明るい木目調のお店で、ウインドウにはおいしそうな パンや焼き菓子が並んでいます。中には大きな木のテーブルがひとつ。椅子は 20個ぐらいだったでしょうか？みんなそのテーブルで一緒に食べるのですが、 なんともいえないくつろいだ雰囲気で、通りすがりの旅行者である私もリラッ クスした雰囲気で食事をとることができました。
パンのセットやサンドもあったのですが、メニューにキッシュとあるのを見て「キッシュ下さい」と口走ってしまった私・・・（キッシュに目がないんです）
その日のキッシュはほうれん草とチーズ。焼き立てで美味しかったです。サラダが山盛りついてきたのも嬉しかったし。

・・・というわけで、気が付けば、ここでは結局パンを食べませんでした。
・・・何しに行ったんだ〜〜＞自分。。。

まわりを見ると、多くの人が（昼時ということもあって）大きなカフェオレボールいっぱいのスープと、薄切りのライ麦パン（にカッティングボードがついてくる）、コーヒーのセットを頼んでいました。
・・・次に行ったら絶対パンを食べるんだっっっ！と誓った私でした。でもキッシュが美味しかったから、良しとしましょう。

一人旅ではこういう一人でもぼーっとできる居心地の良いお店は貴重です。小さなお店が幾つも並ぶ細い道沿いなので、落ち着いてランチ or お茶するにはオススメです。

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