London + 英国南西部の旅 - 12

さて翌日。荷物をまとめて朝食をとりに下へ。さて、今日の朝食ですが、今回はちゃんとトーストも来ました（笑）。（ブラウンにしてもらいました）昨日はやっぱり忘れられてたのね。それと、お暇な方は昨日の朝食と見比べていただければいいのですが、目玉焼きが2個になっています。まあ、こういうのは英国では良くあることですので。今日も朝からしっかり全部平らげ、お腹いっぱいでごちそうさま。再び部屋に戻り、午後の電車でロンドンに戻ることにしていたので、レセプションの女性に荷物を預かってもらい、出発。まだバスまで時間があったので、街の中心までぶらぶらとお散歩。今日も雨の予報だったのですが、なんとか持ちそうな気配・・・です。

National Trust のお店でクリスマスカードを買い、可愛い食器やさんがあったので入ってみました。Bridgewater のものや、ル・クルーゼのお鍋なんかが置いてあって、なかなかセレクトが良さそうです。色々見ていたら、わわ、これは私が欲しかったもののミニ版！というものを発見。私が欲しかったのは、牛のミルクジャーで、もっと細長くて口からミルクが出るもの。でも意外と見つからず（日本でもmaduで見たんですが、なんだか牛が妙にリアルで可愛くなかった・・・）無理かなぁと思っていた矢先のこと。これ、とってもミニサイズでお値段も安いのでもって帰るには手ごろですよね。本当は牛と思ったのだけど、牛はおすわりスタイルで、このうさぎのも顔がちょっと可愛さにかけるし。。。と、散々悩んだ挙句（店員の可愛い女の子も　May I help you?　って声を掛けてくれたのだけど、「どちらも可愛くて決めかねてて。。。」としか言えませんでした。笑）うさぎに。ぐるぐるに包んでもらい、お店を後にしました。

Stonehenge 行きのバスの時間が近づいてきたので駅に戻り、バス停で待っていると、日本人の男の子（高校生か大学生？）5人ぐらいがどやどやとやってきました。どうやらロンドンの語学学校仲間で日帰りで遊びに来たようです。その後ろからまた日本人が。しばらく日本人を見ていなかったので、一気に日本人に囲まれて変な感じです。その後からきた男の子（多分大学生ぐらいでしょうか）、大きなスーツケースを転がしてきました。で、前に並んでた外国人の女の子に「ここの駅、ロッカーがないんですよ！！信じられない！仕方ないからこのまま持っていかなきゃ」と言ってました。ああ、そういえば田舎の駅には荷物預かりないことがほとんどですね。確かにSalisburyぐらいならあっても良さそうと思ったりはするのだけど。

そうこうするうちにバスが来て乗り込みます。2階建てなので、折角だし2階へ。バスは緑のトンネルを抜け、広々と視界の広がるあたりを走ります・・・と。雨がざあざあと降ってきました。最初は小降りだったのが、段々とフロントガラスに打ち付けるように強く降るように・・・。ががーん。。。そんなぁ。でも、ひょっとしたらStonehengeに着く頃には小降りになっているかも、という薄い薄い期待と共に、フロントガラスをじっと見守りました。

さて、バスは Stonehengeに到着。しかし、薄い期待も虚しく、雨は強く、おまけに横殴りの風が！傘を差して小走りでエントランスに駆け込み、例によってNational Trust の入会用紙を見せてOK。しかししかし、Stonehengeというのは、ふきっさらし状態のところにあるわけです。近くまで地下道が出来ているので、そこでビニールガッパを着て（今回本当に役に立ちました）傘を差して、いざ出陣！・・・しかししかし。雨だけならまだしも、風がすごいわけで、傘はあまり役に立たないし、おまけにカッパもすその方が風で飛ばされて、足元びしゃびしゃ。。。しかしここまで来て引き下がるわけには行きませんよ。傘を盾のように持って前進します。

今はストーンヘンジは中に入ることは出来ず、ぐるっと取り囲むように作られた細い道からしか眺めることが出来ません。ロンドンのスタッフに聞くところによると、昔は中に入れたそうなのですが、やはり文化財保護ということなのでしょうか。（ちなみに、時期にもよりますが、中に入れるというツアーもあるそうです）必死で傘を持ちながら眺めるストーンヘンジ。写真を見ると、ただの曇りのように見えるのが悲しいところです・・・。脳裏を掠めたのは、前に行ったアイルランドのスライゴの、やはり石の遺跡に行った時。（詳しくは こちら を）あの時も雨風がきつくて、やっぱり傘とカッパだったのです。ひょっとして、石の遺跡とは相性が悪いのかしら、私・・・なんて思いながら、しばしその神秘的な石たちを眺めていたのですが、さすがにもう限界。ひざ下は全部ぐしょぐしょになってしまいました。駆け込むように地下道まで戻ります。

しかし、折角ここまで来たのに、これで帰るなんて・・・と思い、しばらく様子を見て、少し小降りになったかと思われたころにもう一度チャレンジ！・・・しかし奮闘虚しく、雨風は容赦なく吹き付けます。でも目にはなんとか焼き付け、更にびしゃびしゃになって地下道まで戻りました。もう足元は、雑巾のように絞りたいぐらい。そうじゃなくても冷たいからこのままでは風邪をひいてしまう。。バスの時間までショップでうろうろし（やはり観光地だけあって、定番のおみやげ物がたくさんあります。買わなかったけど）バスに乗ってまた駅まで戻ります。本当はもうひとつ遺跡を見てから駅に戻るつもりだったのだけど、このびしょびしょのままではとんでもないけど無理。という訳で、予定を早めてそのまま駅に戻りました。・・・そうしたら。なんと着いた頃には雨は小降りに・・・私、雨女なのかしら。。。荷物を取りにホテルに戻り、「服が濡れたので着替えたいのだけど」と言ってお手洗いを貸してもらい、びしょびしょの服を着替えました。しかし靴がぐしょぐしょ。 とはいえ、もうひとつの革靴を履くにも足が濡れてるので履き替えられず。仕方なく靴はそのままです。荷物をもらって駅へ。

まだ電車まで時間があったし、寒いので、紅茶を買うことに。駅の待合室の売店で紅茶を買うと、PGのスリーブに入れてくれました。こちらでは何も言わなければミルクティででてきます。このスリーブには、読めますでしょうか、PG Tips 2G(=to go = 持ち帰り）って書いてあります。お茶を飲みながら待合室でぬくぬく。しばらくすると電車が来たので乗り込み、靴を脱いで乾かしながら（でも暖房ぐらいでは乾かないのだけど）ロンドンへ戻ります。



BACK　　NEXT